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【友達】片想いの人とした人生で一番気持ち良いセックス 3 【体験談】

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前回↓







21





「んっあっあっあっダメっハァ……悠一郎君、あっあっ!」





膣内から絶え間なく広がる快感、その中で一際大きなものが身体の奥から込み上げてくる。



悠一郎のモノが身体の中から出たり入ったりするのは凄く気持ちが良い。擦られる感覚が堪らない。



でもこれ以上気持ち良くなってしまうと、悠一郎の前で自分のあられもない姿を何もかも晒してしまいそう。






それが恥ずかしくて、恵理は絶頂を迎える事を躊躇った。





「んっンッあっあっちょっと待って、はぁ、アッアッ……」





悠一郎の胸に両手を当ててストップの合図を出す恵理。





「ん?どうした?イキそう?」





しかし悠一郎は腰の動きを止める事なくそう聞き返してきた。



恵理はそれに対して紅潮した顔で首を縦に数回振る。





「じゃあそのままイッちゃえって。」





そう言って悠一郎は腰を振りながら同時に親指で恵理の勃起したクリトリスを刺激し始めた。



じんわりと広がる膣からの快感に加え、クリトリスからの鋭い刺激が恵理を頂きに連れて行く。





「ハァあッあッアンッ!ダメ……ンァ…あッアン!」





「ここも気持ち良いだろ?ほら、あーすげぇ締まってきた。」





込み上げてくるものを、もう自分では抑えきれない。



悠一郎の思うがままに絶頂へ導かれる恵理。





「あっアンッもう、あっあっイクッ……!ッンアアッ!」





絶頂し、身体が大きく仰け反り、膣が悠一郎のペニスを強く締め付けた。





「ああッ……はァァ……はァァ……」





そしてその後全身の筋肉が脱力し、恵理は悠一郎のモノに串刺しにされたままビクビクと身体を痙攣させていた。



脳みそが痺れてしまったようで、少しの間何も考えられない時間が続く。



自慰行為で達する時に感じるものとは全く別の感覚だった。悠一郎を感じながらイク事の気持ち良さに恍惚とする。



……こんなの初めて……





「ハァハァ……はァー…ふぅー……ん……ハァ……ハァ……」





胸を上下させながら深い息を吐き、絶頂の余韻に浸る恵理。



色白だった肌はピンク色に染まっていて、全身にはじっとりと汗を掻いている。



悠一郎は腰の動きを止めて、そんな恵理の上下する乳房を両手でムニムニと揉んでいた。



そしてその手は時折乳首を抓って、達したばかりの恵理を虐める。





「ハァハァ……あんっ!」





「恵理ってやっぱすげぇ敏感なんだな、ビクンビクンしてる。」





「やだもぉ……恥ずかしい……ぁン……」





「もう動いていい?」





「ぇ……うん……ハァ…あっあっあっ……」





再びピストン運動を始める悠一郎。



長いストロークでヌッチャヌッチャと卑猥な音を立てて出入りするペニスは射精が近いのか、より一層大きく硬くなっていた。



絶頂の後で感じやすくなっている膣壁を、その大きくなったペニスの先端部分が引っ掻く度に、指先にまで響くような快感が走る。





「ハァ、ああスゴイ……あっあんっ」





「やべぇ恵理、俺ももうイキそうかも。」





「ハァハァ……うん、いいよ……んっあっあっ!」





そう言葉を交わし、悠一郎は射精に向けてラストスパートをかける。



興奮が高まっているのか、真剣な表情で額に汗を掻きながら猛然と腰を振る悠一郎。





「ああっ!はぁ!んっんっ!あああっ!」





……悠一郎君にも気持ち良くなってもらいたい……



そんな思いで、恵理も両手両脚で悠一郎にしがみ付くようにして必死に快感を受け止める。



愛液たっぷりで擦れ合う互いの性器が、溶けてしまいそうなほど熱くなっていた。



耳元で聞こえる悠一郎の荒い息遣い。



悠一郎と溶け合って一体になっているという感覚が、恵理の幸福感を満たしていく。





「あっンっはァン、あっ!アンッ!んッ!悠一郎君っああっ!」





愛しさのあまり、喘ぎながら何度も悠一郎の名を呼ぶ恵理。



そして悠一郎はそんな恵理の中でついに射精を迎えた。





「ああ……イクッ……う゛っ……!」





ペニスがドクンドクンと脈打ちながら、コンドームの中に精液を吐き出していく。



悠一郎は射精の気持ち良さを堪能し、恵理は一番深く繋がった場所で好きな人がイってくれた事の喜びに浸っていた。





「ハァ……ハァ……ハァ……」





ベッドの軋む音が消えて静かになった部屋の中で、エクスタシーに達した二人の熱い息が交じり合う。



そして二人は繋がったまま火照った表情で見つめ合い、また惹き付けられるようにしてキスをした。





22





悠一郎の長いモノが恵理の中からゆっくりと引き抜かれる。



2人の身体を一体にしていた結合部、その奥深くからペニスを抜かれると、なんだか自分の内臓を1つ持っていかれてしまったかのような喪失感を感じた。





「ハァ……ハァ……」





目を閉じて、片手を額に当てながら胸を上下させて呼吸する恵理。



快感の余韻が続いていて、挿入の圧迫感から解放されても熱いままの恵理のアソコは、まだヒクヒクしている。



悠一郎は恵理の横で、射精してもまだ萎えきってない硬さを残したままの肉棒からコンドームを外すと、その先端に溜まった白い精液が出てこないようにゴムを縛って、さらにティッシュに包んでゴミ箱へと捨てた。





「大丈夫?」





悠一郎は恵理の様子を見て少し笑みを浮かべながら聞いてきた。





「ハァ……うん……」





恵理の答えを聞いて、そっと頭を手で撫でてくる悠一郎。



恵理は少し恥ずかしそうにしながら布団に包まる。



そして悠一郎もベッドに横になると、「俺も入れて。」と言ってその布団中に入ってきた。





「なぁ、気持ちよかった?」





「え?んー……うん。……あーなんかやっぱり、恥ずかしい……ね。」





赤くなった顔を布団で少し隠しながらそう答えた恵理。



身体が落ち着いてきて興奮が少し治まると、2人は布団の中で会話をし始めた。



そして服を着ないまま裸で布団の中に入っている2人は、身を寄せながら互いの素肌の触りあったり手を握り合ったりしていた。





「恵理ってさ、どっちかって言うとMでしょ?ていうかドM?」





「えー違うよぉ。ていうか悠一郎君って意地悪だよね。」





「意地悪?」





「だって、途中でなんか変なこと言ってくるんだもん。」





「あーハハッ、なに、嫌だった?」





「嫌っていうか……すごい恥ずかしかった。」





「恥ずかしくて感じちゃったんだろ?やっぱドMじゃん。」





「えー……そうなのかなぁ。」





「そうだよ、で、俺はドSだから。俺達、身体の相性良いよな。」





確かに、恵理にとって悠一郎とのセックスは今まで体験してきたものとは比にならない程気持ち良かった。



これが身体の相性が良いって事なんだと、恵理は心身で感じた。



それに悠一郎に俺達相性が良いよなって言われるのも素直に嬉しかった。





「なぁ、まだ眠くなってない?」





「……うん、不思議と。なんか頭はボーっとしてるけど、眠くないんだよね。」





「興奮してるからじゃないか?」





「かなぁ。」





「俺も興奮してまだ寝れそうにないわ、ほら、これ。」





そう言って悠一郎は、恵理の手を掴んで自分の股間に持っていった。





「きゃ……えー、元気だね。」





恵理はまだ勃起を続けている悠一郎のペニスに触れて、笑いながらそう言った。





「なんかまたムラムラしてきちゃってさ。」





「凄いね。ていうか悠一郎君ってエッチだよね。」





「男は皆そうだよ。な、もう1回いい?」





「ぇ……うん、いいよ。」





恵理は悠一郎のペニスを握りながら、少し考えるような素振りを見せた後、微笑みながら小さな声でそう答えた。



恵理が嬉しそうなのは、恵理自身ももう一度悠一郎と繋がりたいと思っていたからだ。



1回目が終わってまだそんなに時間は経っていないけれど、こうやって悠一郎と素肌で触れ合っていると、また悠一郎と1つになりたくなってしまう。



あの深く繋がって2人で一緒に溶け合っていく感覚が、すぐに恋しくなってアソコが疼く。





「なぁ、恵理って口でした事ある?」





その質問に恵理は小さく頷く。



経験が多いわけではないが、前の彼氏に教えてもらった事はあった。



そう聞かれたという事は、悠一郎はしてもらいたいのだろう。



それを理解した恵理は、悠一郎のペニスを握ったまま身体を動かして頭の位置を下げていった。



邪魔になる布団を退けて、間近で悠一郎のペニスを見つめる恵理。



硬く勃起した悠一郎のそれは、一度射精を終えたとは思えない程力強く反り返っていて、よく見ると血管がボコボコと浮き出ている。



色も形も一見グロテスクに見えるが、恵理はそんな悠一郎の性器を見て身体を再び熱くさせていた。





……ゴク……





思わず唾を飲み込んでしまう。



美味しそう。



男の人のモノを見て、そんな風に思うのは初めてだった。



悠一郎に気持ちよくなってもらいたいとは思っているけれど、それ以上に自分が悠一郎の身体を味わいたいという気持ちが強くなってしまっていた。





……私も、凄くエッチになってる……





そっと誘導するように悠一郎が恵理の頭の後ろに手をやると、それを切っ掛けに恵理はゆっくりと唇をペニスの先端に近づけていった。





23





「ン……」





恵理の柔らかな唇が亀頭部分に触れる。



コンドームの中で射精したばかりの悠一郎のペニス、その先端の割れ目からは残っていた少量の薄い精液が溢れ出ていた。



それを恵理は目線を上げて悠一郎の顔色を窺う(うかがう)ようにして舌を出し、ペロッと舐めてみせた。



まだ経験の浅いフェラチオ。これでいい?気持ち良い?と、目で悠一郎に聞く。



すると悠一郎は恵理の頭を優しく撫でる事でそれに対して返事をしてくれた。



頭を撫でられると、なんだか心が溶けてしまいそうな程嬉しい気持ちになる。



悠一郎が喜んでくれる事ならなんでもしたいと思えた。





「ん……チュ……チュ……」





亀頭だけでなく陰茎やその裏の部分まで舐めていく恵理。



握っている恵理の手の中でドク……ドク……ドク……と、脈を打ちながら更に熱く、硬くなっていく悠一郎のペニス。



陰茎は力強く反り返り、亀頭はパンパンに張り出し大きくなってきた。



一度口での愛撫を止めて目の前のそれをまじまじと見つめる恵理。



さっきした時は薄暗かったからよく見えなかったけれど、今、勃起率をさらに高めた悠一郎のそれを改めて見て、



……大きい……



と、正直思った。



比べてはいけないと思っても比べてしまう。前に付き合っていた彼氏の物よりずっと太くて長いように見える。



これが私の体の中に入っていたんだ。



そんな驚きと、独特のフェロモンを放つ悠一郎の男性器に、ドキドキと胸を高鳴らせてしまう自分がいた。



舐めたりするだけでは物足りない。



もっと悠一郎を感じたい、もっと悠一郎を気持ちよくしてあげたい。



そんな本能的な気持ちが恵理を次の行動へと向かわせる。





「……悠一郎君、ちょっと目瞑ってて。」





「ん?なんで?」





「いいから。」





これを咥えるにはきっと口を大きく開けないといけないから、それを見られるのは女性としてはやはり少し恥ずかしい。





……入るかな……





悠一郎が恵理の言う通りに目を閉じたのを確認してから、恵理は開けてペニスを咥えようとした。





……ん……やっぱり大きい……





もっと大きく口を開けないと入らない。



こんなに口を広げるのは恥ずかしい。だけど羞恥心よりも欲求の方が上回っているから止めようとは思わない。



恵理はさらに口を広げ、思い切って亀頭部分を咥えこんだ。





「んー」





口の中が悠一郎の物でいっぱいになる。



口の中というのは敏感な部分で、肉体関係をさらに深めるにはそこでパートナーの味を感じ、覚える必要がある。



恵理も味覚で悠一郎の味を感じた瞬間、体がカァっと熱くなっていくのを感じた。



恵理は咥えたまましばらく亀頭を舌で刺激し、味わった後、頭をゆっくりと前後に動かし始めた。





「ん……ん……チュパ……ジュパ……」





自分でも驚くほど唾液が溢れてきて、唇の隙間から卑猥な音が出てしまう。





「ああ……」





フェラチオの気持ち良さに思わず声を漏らした悠一郎は、いつの間にか目を開けており、自身の肉棒を咥えている恵理の様子を見つめていた。



恵理もそれに気付き、ペニスを口に咥えたまま悠一郎と見つめ合う。



男性器を咥えた女性の顔というのは、なんともエロチックだ。



恵理は恥ずかしそうに目を潤ませていたが、今はそれも興奮の材料になっているのか、さらに動きを激しくしながらフェラチオを続けた。





ジュパ……チュパ……ジュパ……





悠一郎の味、匂い、熱い体温、感触、息遣い、それらを五感で感じながら、恵理はまさに無我夢中になっていた。



悠一郎のものならずっと舐めていられそう。そう思うほどに恵理は悠一郎の身体にも惚れ込んでいった。





それから数分フェラチオは続いて、その後悠一郎に止められた。





「あぁ、やばい、恵理フェラ上手いな。」





悠一郎のものを口から出した恵理は悠一郎のその言葉を聞いて顔を赤くしながら照れているような表情を見せた。



自分の大胆な姿を披露してしまった気恥ずかしさと、悠一郎に褒められて嬉しいという気持ちが入り交ざっていた。





「俺我慢できないわ、なぁ、もう入れていい?」





そう興奮気味に言った悠一郎。



興奮しているのは恵理も同じだ。



フェラチオをしている間、ある種の幸福感に満たされていたものの、下半身だけはずっと疼きっぱなしだった。



口からペニスを出した瞬間から1秒でも早く悠一郎と一つになりたいという感情が激しく沸き上がってきていた。





「……うん。」





そう答えると同時に、恵理はずっと疼いていた女性器、その秘裂の奥から新たな熱い愛液が溢れ出てくるのを感じていた。





24





「じゃあさ、後ろ向いて。」





「え?後ろ?」





悠一郎からそう言われて、一瞬頭の上にはてなを作る恵理。



どうやら悠一郎はさっきとは違う体位で恵理と繋がりたいらしい。





「四つん這いになって。嫌?」





「え、四つん這い?イヤ……じゃないけど、ちょっと恥ずかしいかも。」





そう言いながらも、悠一郎がしたいならという気持ちで恵理は恥ずかしそうに四つん這いの格好になってみせる。



今の恵理は悠一郎に言われた事なら何でも従ってしまいそうだ。





「顔はベッドに付けてて、楽にしてていいから。で、お尻はもっと突き出して。」





「ん……こう?……あぁ、やっぱ恥ずかしいよぉこれ。」





アソコの割れ目だけじゃなくて、これではお尻の穴まで丸見えだ。



身体の中で一番恥ずかしい部分を自分から悠一郎に見せつけるかのような格好をさせられて、恵理は耳まで真っ赤にしている。



しかし、これも従うのはそれだけ恵理が悠一郎に心を許している証拠なのかもしれない。



それに恵理の表情は恥ずかしそうにしながらも時折笑みも混ざっていて嬉しそうにも見える。





「もうちょっと脚開いて、そう。」





そう指示を出しながら、悠一郎は突き出された恵理の尻を満足そうに眺めていた。



丸みを帯びた、女性らしい大きなお尻。そこから細くなっていくくびれのライン。



四つん這いになって尻を突き出す姿勢というのは、女性がさらに女性らしく見える姿勢であり、男が求める女体の魅力が最大限まで強調される姿勢だ。



そんな恵理のこれ以上ない程エロティックな姿、女体を目で味わいながら、悠一郎は両手でその尻肉を揉み始めた。



乳房と違って尻肉は多少強く揉んでも痛みは感じない。だから悠一郎は遠慮する事なく鷲掴みにして、指の一本一本が食い込む程大胆に、その柔尻をムニムニと揉む。





「やべぇ、恵理って尻も超柔らかいな。」





「え、ちょっとぉ、やだ……エッチ。」





恵理はそう言いながら小さくお尻を振るが、対して抵抗の意思はない。



それどころか、好きな人にお尻を揉まれている事に、恵理は明らかに性的な快感を感じていた。



お尻で感じる悠一郎の手。



ムニムニと尻肉を揉まれる中で、その中心にあるヴァギナはどんどん熱くなっていく。





「ン……ァ……ン……」





快感を感じ始めた事で、自然と身体が動き、お尻をさらに大きく突き出してしまう恵理。



さっき入れてくれると言ったのに、まだ悠一郎は尻を揉んでるだけで挿入してくる気配はない。



焦らされる事で身体がさらに熱くなっていき、悠一郎と早く繋がりたいという気持ちがさらに強くなっていく。



いや、繋がりたいだなんて綺麗な表現は間違っているかもしれない。





……早く、入れてほしい……





それが恵理の本心。



またあの挿入感を味わいたい。



悠一郎の固くて太いモノが抜き差しされる時の、あの蕩けるような気持ち良さを、もう一度感じたい。



自分のヴァギナに悠一郎のペニスがズボズボと出たり入ったりするところを想像してしまう。



そんな淫らな妄想が心を染めていく。





「…………。」





悠一郎はそんな恵理を察したのか、尻を揉む手を止めて、指を一本恵理のヴァギナに挿入した。





「恵理、ここ凄い事になってるよ。」





そう言って悠一郎が挿入した指を左右に動かすと、恵理のアソコはヌチャヌチャと卑猥な音を立てた。



さっきよりもさらに濡れ方が激しい。



指を挿入された事で開いたアソコから、愛液がトロっと溢れ出す。





「ぁ……ン……」





「うわぁすっげ、どんどん溢れてくる。恵理ってホント濡れやすいんだな。」





悠一郎は恵理の身体の反応を楽しんでいるようだったが、恵理の方はもう我慢できなかった。



アルコールと性的興奮が相まって箍(たが)が外れやすくなっているのか、恵理はその気持ちを言葉にするのを躊躇する事はなかった。





「……ねぇ、悠一郎君……お願い……早く……」





お尻を突き出したまま、目を潤ませながら小さな声で。



女にそんな風に言われて興奮しない男などいない。



悠一郎も恵理の表情とその言葉に、背中がゾクゾクする程の興奮を感じた。



悠一郎は濡れたヴァギナから指を抜くと、自身の勃起したペニスに手際よくコンドームを被せて恵理の秘口に当てがった。



そして悠一郎は、そのまま声も掛けることなく一気に恵理の中に挿入した。



二度目の挿入で、しかも十分過ぎる程濡れているため、悠一郎の男根はあまりにもスムーズに恵理の最奥までニュルっと入ってきた。





「ハァ……ああ!」





悠一郎に身体を串刺しにされ、その快感に思わず背中を反らせる恵理。





……ああ!……気持ちイイ……







25





恵理の腰を掴んでゆっくりとピストン運動を始める悠一郎。





「ン……ああ……ん……はぁあ……」





力強く勃起した男根が濡れた膣壁を擦る度に恵理の口から吐息混じりの声が漏れる。



2回目の交わりだったためすでに膣はペニスに馴染んでおり、恵理が後背位での行為に痛みや苦しさを感じていないと分かった悠一郎は腰の動きを徐々に速めていった。



パンパンパン!という恵理の柔尻を悠一郎の腰が叩く音が部屋に響く。





「んっあっあっはあっ……あっあっあっ!」





……はぁぁ……堪らない……





下腹部が溶けてしまいそうな程に気持ち良い。



正常位では当たらなかった場所に悠一郎のモノが当たる。



反り返ったペニスが奥の上部を突いてきて、そこが特に気持ち良い。





「んはぁっ!あっあっあっはぁんっ!」





……はぁぁ……ダメ……これスゴイ……





新たな快感スポットへの刺激は気持ち良い。でも気持ち良すぎて少し怖い。





「恵理、もしかしてバック弱い?」





腰の動きを一旦止めて悠一郎が聞いてきた。





「……うん、そう…かも……」





少し恥ずかしそうに恵理は控えめな声でそう答えた。



そんな恵理を見て悠一郎はニヤっと笑う。





「そうか、じゃあもっと責めてあげるね。」





そう言って悠一郎は再び腰を振り始める。



今度は今までよりもさらに激しい。





「えっ?あっ!ダメっ!あっあっあっンァっああっ!!」





パンパンパンパンパンパンっ!!!!





恵理はバックが弱いと言えば悠一郎が責めを緩めてくれると思っていた。



しかし実際にはその逆で、意表を突かれた恵理は瞬く間に快感の波に呑み込まれていった。





「あっあんっ!ああっ!ダメ悠一郎君、あっあっあんっ!!」





ストップを掛けるような声を恵理は必死に出していたが、悠一郎はそれに耳を貸すことなく、腰を打ち付ける度に波打つ恵理の白い尻を眺めながら激しくピストン運動を続けた。



肉棒が出入りする度にグッチャグッチャという音が交り始める。



陰茎には白く泡立った愛液が輪っかを作るようにして纏わり付いていて、根本に溜まっていくそれが悠一郎の陰毛を濡らしていた。





「あっ!あっダメ!あんっもうっ!ダメだよぉあっあっあんっ!」





激しい性交に耐えられないといった様子でダメという言葉を何度も喘ぎ声混じりの口から出す恵理。



それでも悠一郎は責めを続けていたが、恵理が途中から首を横に振りだして「もうダメ!ホントダメ!ホントダメッ!」と言い出し、そこで漸く悠一郎の腰が止まった。





「どうした?何がダメなの?」





「ハァハァ……ダメこれ……ハァ……いっぱい声出ちゃう……」





「気持ち良過ぎて?」





その問いに恵理は首を縦に振った。





「じゃあ別にいいじゃん。好きなだけ声出せば。」





「だって……下の階の人に聞こえちゃうかも……声我慢できないもん……」





恥ずかしい。そんな感情を滲ませながら言う恵理。



しかし悠一郎は恵理の腰を再びガッチリと掴んでこう答えた。





「大丈夫だよ我慢しなくても、ほら、外凄い音だし、絶対聞えないよ。」





それを聞いて恵理は顔を横に向け窓の方を見た。



確かに、外からは凄い音が聞こえる。



ゴォオオオオオゴォオオオオオ!という風の音と、建物に打ち付けられる激しい雨の音。



部屋の窓はその暴風雨のせいでガタガタと音を立てていた。



いつの間にこんなに雨風が強くなっていたんだろう。



今まさに、台風がこの上を通過しようとしている。



これだけの音の中なら下の階にも聞こえないかもしれない。



でも絶対聞こえないという確証はない。なんせ同じ建物の中なのだから。



確か下に住んでいるのは社会人の男性だったはず。





「でも……」





「そんなの気にしなくてもいいって。それより恵理の声沢山聞かせてよ。」





「え?」





「俺、恵理の声結構好きかも。可愛いよな。」





「……悠一郎君……」





「だからもっと聞かせてよ。」





そう言って悠一郎はまた腰を動かし始めた。





「ああ……あっあっんっあんっハァ…あっあっ……」





声が好きだなんて、ストレートにそんな事を言われると恥ずかしいけど、凄く嬉しい。



私も悠一郎君の声が好き。



もっと聞きたいし、もっと聞いてもらいたい。



もっと悠一郎君を感じたいし、悠一郎君にも私を感じてもらいたい。



そう思い始めたら、自然と我慢することはなくなっていた。



感じるままに喘いで、悠一郎とのセックスに没頭した。





「あっあっああんっ!ああっ!ンンっ!ああっ!」





「ここ?恵理ここが気持ち良いんだ?」





「あっあっ……うん、ああっ!もう、アン、ハァハァ悠一郎君、あっあっ!」





後ろから激しく突かれて、ベッドのシーツの握りしめながら快感を受け止める恵理。



二人の荒い息遣い、激しく軋むベッド、大きくなる恵理の喘ぎ声。



もう下の階の住人に聞こえようとも、そんな事はどうでもいい。



もう何も考えられなかった。



この気持ち良さと悠一郎の事以外、頭の中から一切消えてしまってる。



膣壁を擦られる快感、全身で悠一郎を感じる快感がもう爆発しそう。





「あっあっあっハァああっあっもう……ああっ!イクッ……!アアンッ!ンンあああ!」





背中を仰け反らせて絶頂に達した恵理。



後ろからペニス串刺しの状態でビクンビクンと身体を痙攣させる。





「ハァハァハァハァ……」





脱力した恵理の身体を動かして、続けて今度は正常位で交わろうとする悠一郎。





「ハァハァ……あ、まだ……ン……」





達したばかりで敏感になり過ぎている恵理の身体。



しかし悠一郎は止まらない。



ギンギンに勃起したペニスを恵理の割れ目に当てあい、挿入する。





「ァ……あああ……ハァ……ン……ハァ……」





敏感になったヴァギナの最奥まで一気に挿入されて、それだけで身体を震わし軽く達してしまう恵理。



このままピストンされたら、おかしくなってしまいそうで少し怖い。



でも挿入されたまま悠一郎に上から包まれるように抱きしめられてキスをされたら、もうそこで怖さは消えてしまった。



密着して唇を重ねたまま、ゆっくりと腰を動かす悠一郎。



恵理も密着度がさらに増すように手足を悠一郎の身体に絡ませる。





「ンン……ハァ……ンン……」





お互いに口を半開きにして、舌を出して絡め合う。



深いディープキスをしながらも、その中で恵理はくぐもった喘ぎ声を漏らす。



悠一郎の口の中に喘ぎ声を吐き出して、まるでそれを食べてもらっているよう。



悠一郎も快感を感じているのかン……ン……とその中で僅かに声を出していた。



口の中で好きな人の声を感じるのはなんだか不思議な感覚だった。



口の中から脳に直接悠一郎の息遣いや声が届く。



溶けるようなセックスで、本当に一つになってしまったような。





このままずっと一つになっていたい、悠一郎君と。



このままずっと。





恵理は心の中で小さく小さくそう願いながら悠一郎の腕の中で快楽の海に沈んでいった。





26





台風一過。



恵理の部屋に悠一郎が泊まった翌朝は、昨日の嵐が嘘のように街は静かになっていて、雲一つない清々しい青空が広がっていた。



その日2人が目を覚ましたのは午前中、と言ってもすでに昼の少し前であった。





「ん……」





先に起きたのは恵理。





「ん……頭痛い。」





軽い二日酔い。昨日摂取したアルコールがまだ少し残っている。





「あれ、私……昨日……え?」





起きたばかりでまだ頭の中の記憶がはっきりしないまま、ふと横を見ると、そこには同じ布団中に入って寝ている悠一郎の姿。



しかも布団から出ている悠一郎の上半身は服を着ていない。





「キャッ!……え!?どうして?えっ?これって……」





その状況が理解できなくて一瞬驚く恵理。



そして数秒後に気付く。隣で寝ている悠一郎だけではなく、自分自身も服を着ていないことに。



しかも全裸だ。下半身にもパンツさえ穿いてない。





「イヤッ……え、あ……」





そこで恵理はようやく昨晩の事を思い出した。





そうだった、昨日は台風で、それで悠一郎君が来て……それで2人でお酒飲みながら映画見て、泊まることになっちゃって……それで……





テーブルの上を見ると、そこには破かれたコンドームの袋が3つも。



ベッドの上での記憶が鮮明に蘇って、恵理は顔を赤くした。





『ああっ!イクっ!悠一郎君!ああんっ!』





結局あの後、2回目を終えても悠一郎の欲求は収まらなかったようで『もう1回いい?』と、それで恵理もそれを受け入れて3回戦目に突入。



しかも3回戦目はかなり激しくて、身体の感度も最高潮に達していて、正直何度絶頂したか覚えていないくらいに感じてしまった。



とにかく2人とも汗だくになりながら腰を振りまくって、身体を舐め合って沢山キスをして。



終わった頃には足腰が立てない程になってしまい、シャワーを浴びる力も服を着る力も残っていなくて、そのまま力尽きた状態で2人で眠りについた。



そんな昨日の記憶を思い出すだけで身体がカァっと熱くなる。





「ん……ああ、もう起きてたんだ?」





そこで隣の悠一郎も目を覚まし、身体を起こしてきた。





「え?キャッ!」





恵理は慌てて布団で裸体を隠した。



寝起きの悠一郎は目を擦りながらそれを見て笑う。





「ハハッ、何今更恥ずかしがってんの、昨日散々見せ合っただろ?」





「で、でも……」





恥ずかしそうに顔を赤くしながら布団の中に潜り込んで顔だけ出す恵理。





「ね、ねぇ、私の服どこ?」





「下の方にあるんじゃね?ていうかシャワー浴びて来いよ、俺もその後入りたいし。」





確かに少し身体がベタベタする。





「……うん。」





「あ、それとも一緒に入る?」





「一緒に……だ、だめっ!いやあの……い、いいよ、1人で入るから。」





「ハハッ、なに動揺してんだよ。恵理ってホント恥ずかしがり屋さんだよな、すぐ顔赤くなるし。」





そう言って悠一郎は恵理の頭を手でクシャクシャと撫でてみせた。



頭を撫でられた恵理の顔はさらに紅潮して耳まで赤くなった。





「ねぇ悠一郎君、ちょっとあっち向いてて。とりあえず服着るから。」





「え、別にいいじゃん、そのまま裸で行けば。」





「いいから、恥ずかしいの。その……見られるの……」





「ハハッ、分かったよ。」





悠一郎が背中を向けると、恵理は裸のままベッドが出て服を探した。



そして下着や部屋着を着ると、タオルと着替えの服も用意して浴室へ向かった。



恥ずかしがりながらも、悠一郎と朝を迎えた事が嬉しいのか、恵理は表情には笑顔が混じっていた。



朝起きて、隣に好きな人が寝ていたら、誰だって心の底では嬉しくなってしまうものだ。





脱衣所でもう一度裸になって浴室に入り、シャワーを出して、しばらく無心でぬるいお湯を浴びる。



あんなに沢山セックスをしたのは初めてだったし、あんなに沢山感じてしまったのも初めて。



だからやっぱり少し身体が重く感じる。



ザーという音を立ててお湯が流れていく。



頭の中が少しずつクールダウンしていって、次第に冷静さを取り戻していく恵理。



悠一郎と一緒にいる事も、朝少し驚いてしまった事も、一旦リセットされる。



そして、突然ハッと現実が頭の中に降りてきた。





「なにやってるの……私……」





自然とそんな言葉が口から出る。ふと客観的に自分自身を見つめてしまった。



そしてここで漸く恵理は自分が犯してしまった罪に気付く。





「……私……私……大変な事を……」





どうしよう……どうしたらいいの……





頭の中に降りてきた現実に、心が潰れそうになって、パニックになる恵理。





悠一郎がパンツ1枚の姿でソファで寛いでいると、浴室の方からドタバタと騒がしい音が聞こえてきて、髪を濡らしたまま慌てて服を着た恵理が出てきた。





「どうしよう!どうしよう!私どうしたらいいの!?ねぇ、どうしよう……ああ…やだもう……」





そんな常軌を逸した恵理の様子に悠一郎も驚く。





「おいおいどうしたんだよ、落ち着けって、なぁ、どうした?何があった?風呂でゴキブリでも出たのか?」





「違う!違うよぉ、ゴキブリなんかじゃないってもう……ああどうしよう……」





「え!?じゃあムカデか、刺されると大変だもんな。ちょっと待ってろ俺が退治してやるから。」





「だから違うって!……あーもう……どうしたらいいの、ねぇ私どうしたら……」





「おいどうしたんだよ恵理、俺には何が何だか……」





恵理の言っている事が全く理解できないでいる悠一郎は困惑した表情をしていて、恵理はその前でガックリペタンと床に座り込んでしまう。





「私……最低だ……奈々になんて言ったらいいの?どうしよう……奈々……ああ……」





恵理はそう言って両手で顔を覆うと、まるで小さな子供のように涙を流しながら泣き崩れた。





27







「とりあえずここに座って、落ち着けって、な?」





「……うん。」





悠一郎は床の上で泣き続けていた恵理をソファに座られて、自分もその横に座った。



そして俯いている恵理の肩に手を回してこう言葉を続けた。





「まぁなんだ、その、あれだ。恵理がそんな責任感じることないって。」





「……でも……」





「誘ったのは俺の方だし。」





「でも、私、こんな事したら奈々が傷つくって分かってたのに……どうしよう。」





「まぁ、それはさ……うーん……」





強い自己嫌悪に陥っている恵理を見て、困った様子の悠一郎。





「とにかく、俺が悪いんだからさ、恵理はそんな気にするなよ、な?」





「気にするなって……そんなの無理だよ、奈々は……友達なのに……。」





真っ赤な目に再び涙を浮かべる恵理。



悠一郎は何を言っても自分を責め続ける恵理の横で、まいったなと言った感じで頭を掻きながらばつの悪そうな表情を浮かべていた。





「なぁ恵理、昨日はお互い酔ってたんだしさ、な?ある意味仕方ないっつーか。」





困り果てた悠一郎が苦し紛れに放ったその言葉に恵理は思わず顔を上げた。



酔ってた仕方ない



どうやったって恵理の頭の中に引っかかってしまう悠一郎のその軽い言葉。





「……なにそれ……。」





恵理は涙で濡れた目を悠一郎に向けた。



もちろんそれは、穏やかな視線ではない。





「あ、いやそうじゃなくて……」





部屋の中に一気に気まずい雰囲気が流れる。



しかしそこでそんな空気が一気に断ち切られるような出来事が起きた。



突然ピーンポーンという部屋の呼び出し音が鳴ったのだ。





「え?」





「誰?」





少し驚いたような表情で顔を見合わせる2人。





「……分かんないけど、誰だろう。」





するとドアの向こうから声が。





「恵理ぃ!いる〜?」





奈々の声だ。





「えっ!?奈々?どうして。」





「うわっ!マジかよ!」





慌てふためく2人。



確か奈々は数日間実家に帰ると言っていたはずなのに。





「どうしよう……」





今この部屋の状況を奈々に見られたら、何も言い訳できない。



テーブルの上に並べられたお酒の空き缶、脱ぎ散らかされた衣服、使用済みコンドームの袋、部屋に微妙に漂っている男女の匂い。



そしてパンツ一枚の悠一郎と、髪が濡れたままの恵理。





「やっべぇな……とりあえず裸はまずいよな、俺の服、あれ服どこいった?ここか」





「どうしよう……どうしよう……」





パニックになっている恵理はその言葉を繰り返すだけで、ただその場に立ち尽くしてしまっている。



悠一郎は慌てて服を着ると、何かを探すように部屋を見渡した。





「とりあえず俺は隠れるわ。」





クローゼットの方を指さし、そう言い放った悠一郎。



もちろんその表情に余裕はない。





「隠れるって、そんな事言われても……私どうしたら。」





「とにかく奈々を部屋に入れないようにして、あっ、ていうか居留守すればいいのか。」





そう、ただその場で黙ってさえいれば奈々は恵理が居ないと思って自分の部屋へ去っていくだろう。



しかし次の瞬間、その居留守作戦は簡単に崩れてしまう。





「恵理ぃ!居ないのかなぁ……あれ、鍵開いてるじゃん。」





ガチャっという音と共に玄関のドアが開く。





「……!?」





どうして鍵が!?



思わぬ事態にさらに混乱する恵理。





……そうだ、昨日悠一郎君を部屋に入れた時……





そう、恵理は鍵を掛け忘れていたのだ。





「恵理ぃ!居ないのぉ?お土産買ってきたから一緒に食べよ〜。恵理の好きな餡子の甘いやつだよぉ。」





ドア越しではない、クリアな奈々の声が直接耳に届く。



奈々はあまり遠慮するような友達ではない。



隣同士の部屋を、まるで同居生活でもしているかのように気兼ねなく互いに出入りしていたような仲だった2人。



トイレに行って戻ってきたらテレビの前に座ってお菓子を食べてる奈々が居た。そんな事が少し前までは日常茶飯事だった。



だから奈々は鍵が開いてるのに返事がなければ、心配して恵理の部屋にそれ程抵抗を感じることなく入って来てしまうだろう。





悠一郎は焦った表情でジェスチャーで「俺隠れてるから何とかして」と恵理に伝えると、音を立てないようにしてクローゼットの中に入っていった。



残された恵理はそんな状況に未だ混乱しつつも、奈々をこの部屋に入れる訳にはいかないため、急いで玄関へ向かった。





「……奈々?」





「あー恵理、やっぱいるじゃん。」





「ご、ごめん、お風呂入ってたから。」





濡れたままで髪で、そう小さな声で答えた恵理。





「そうだったんだ。あのさこれ、お土産持ってきたんだけど……ていうかどうしたの?恵理、目真っ赤だよ?」





「えっ?あ、これはあの……えっと……ちょっとシャンプーが入っちゃって、それで……」





恵理は嘘をつくことに慣れていない。



当然目が充血しているのはついさっきまで悠一郎の前で号泣していたからだ。



それを指摘されてあからさまに動揺してしまう恵理。





「大丈夫?ちょっと腫れてない?」





「だ、大丈夫だよ。ホント、ちょっと入っちゃっただけだから。……それより奈々、2,3日実家に帰るって言ってなかったっけ?」





「あーうん、本当はそのつもりだったんだけど、なんか居心地悪くて。お母さんが就職活動の話ばっかりしてくるんだもん。嫌になっちゃって早めに帰ってきちゃった。」





「そ、そうだったんだ……。」





「あ、ねぇそれよりお土産、今から一緒に食べようよ。恵理が好きそうなお菓子買ってきたから。もうすぐいいとも始まるし一緒に見よう。」





そう言って当然のように部屋に上がろうとする奈々。



それを恵理は咄嗟に止める。





「あっ!ちょ、ちょっと待って!あの……ダメなの、その、今部屋散らかってて凄い汚いから。」





「え〜別にそんなの気にしなくていいのに〜。ていうか恵理が汚いって言ってもいつもの私の部屋よりは綺麗なんでしょ?どうせ。大丈夫大丈夫。」





そう言って笑いながら再び部屋に上がろうとする奈々を、恵理は必至に止める。





「だ、だめっ!と、とにかく……ダメなの今は……」





あまりにも強く拒絶する恵理に、奈々は少し不審を抱くような表情を見せた。





「……どうしたの恵理?部屋に何かあるの?」





「えっ!?ううん!そうじゃないけど……ね、あのさ、髪乾かしたら後で奈々の部屋行くから、奈々の部屋で一緒に食べよ?いいともも、ね?」





「……う〜ん……分かった。じゃあ部屋で待ってるね。」





奈々は少し不満そうにしていたが、恵理の言う通りにドアを開けて自分の部屋へ戻ろうする。



なぜ不満かと言えば、それは奈々がいつも恵理の部屋の方が落ち着くし居心地良いもんと言っていたからだろう。



奈々が部屋に入ってこない流れになり、ほっと胸を撫で下ろす恵理。



しかし、それも束の間。





「あっ、ねぇ恵理。昨日悠一郎来なかった?」





「えっ!?」





奈々の口から出た悠一郎という名前に、恵理は激しく動揺してしまう。





「……き、来てないけど……どうして?」





「ううん、来てないなら良いんだけど。私すっかり忘れてたんだけど、悠一郎にDVD借りてきてほしいって頼んでたんだよね。私いないのに借りて持ってきてたら悪いなと思って。でも連絡ないってことは悠一郎も忘れてるんだろうね、きっと。」





「そ、そうだったんだ……。」





「うん、じゃあ部屋で待ってるね。お菓子、悠一郎の分無いから早く2人で食べちゃお。」





そう笑いながら冗談ぽく言うと、ドアを閉めて自分部屋へ戻って行った。





「……はぁ……」





奈々がいなくなった玄関で、大きくため息をつく恵理。



咄嗟に嘘をつけてしまった自分自身に驚く。





……奈々はあんなに笑顔を向けてくれる友達なのに……私は……





そんな事を考えると、また罪悪感で胸が潰れそうになった。





28





恵理が部屋に戻ってくると、クローゼットに隠れていた悠一郎がノソノソと出てきた。





「行った?奈々。」





「……うん。」





「いやぁ、今のはマジで危なかったな。こんなに焦ったの久しぶりだわぁ、ハハッ。」





間一髪の危機を免れた安心感からなのか、笑っている悠一郎。



しかしそれに対して恵理の表情はひどく暗いものだった。



これからどうしたらいいのか、という言葉が呪文のように恵理の頭の中を駆け巡っている。



この苦しさに、独りで耐え続ける事は難しい。



だから今、恵理が頼る事ができるのは目の前にいるこの男しかいないのだ。





「……ねぇ、悠一郎君……私たち、これからどうしたらいいのかな……?」





恵理は自分を責め、悩み切った表情で弱々しく、そして縋る(すがる)ような気持ちで悠一郎にそう聞いた。



しかしそれに対し悠一郎は、時計を見ながらしばらく考えるような素振りを見せてこう返した。





「うーん、そうだなぁ……とりあえず俺、帰るわ。」





「え?」





思ってもみなかった返事と、その素っ気なさに一瞬呆気にとられる恵理。



聞きたいのはそういう事じゃないのに。





「いやだって、また奈々が来たらヤバいじゃん?」





「う、うん……そうだけど、でも……」





「大丈夫だって、こっそり出ればバレないから。」





「あの、そういう事じゃなくて」





「とにかく、あんまり余計な心配すんなって、な?」





そう言って悠一郎は恵理の肩を励ますようにポンポンと叩くと、帰る準備を始めた。



確かにまた奈々が来たら大変だ。



恵理も今はこれ以上悠一郎に何か答えを求めるような事はできなかった。





「じゃあ俺、帰るな。」





「う、うん……」





そして悠一郎は玄関へ向かい、音を立てないようにドアを開けると、体勢を低くしながら部屋を出ていった。



悠一郎が居なくなった恵理の部屋は、まるで嵐が去った後のようにシーンと静まり返っていた。



そう、悠一郎は昨日の台風のようにこの空間を掻き乱して、そして何事もなかったように風に乗って去って行ってしまった。



昨日見たもの、感じたものは夢だったのか。そんな風に思ってしまうほど、悠一郎と身体を重ねていた時間とのギャップを感じてしまう。



しかし、このまま虚ろな気持ちでボーっとしている訳にはいかない。



奈々に呼ばれているのだから。



恵理は髪をドライヤーで乾かしてから、テーブルの上の空き缶やコンドームの袋などのゴミを捨てたり、ベッドのシーツを外して洗濯機に入れたりして、軽く部屋の掃除を済ませた。



そして窓を開けて部屋の空気を入れ替えて、少しの間ソファに座って心を落ち着かせると、恵理は奈々の部屋へ向かった。



奈々の部屋に行くのは正直とても気が重かったけれど、それでも行かなきゃいけなかった。







「おっそーい恵理。もういいとも終わっちゃうよ、何してたの?」





「う、うん、ちょっとね。あ、お菓子美味しそう!貰っていい?」





「どうぞどうぞ、だって恵理に買ってきたんだし、もう半分私が食べちゃったけど。」





恵理は奈々の前ではなるべく以前の自分でいられるように演じた。



悠一郎と奈々が付き合う前の自分を。



そんな恵理に対して奈々は実に自然な笑顔を向けてくれていた。



恵理はここ数か月、悠一郎の恋人である奈々と随分心の距離を置いていたけれど、奈々の方は何も変わっていなかったようだ。



きっと今も親友だと思ってくれている。



そして恵理にとっても、やはり奈々は掛け替えのない親友なのだ。



それが改めて分かって、余計に心が苦しくなる。



奈々は別のスナック菓子も持ってきて、それを食べながらバラエティ番組を見て笑っている。



恵理もそれに合わせるように一緒に笑っていたのだが、途中でとうとう耐えられなくなって泣き始めてしまった。





「アハハッ、もう面白過ぎ!ツボに入り過ぎてヤバいよぉ。ねぇ恵理……えっ?えっ?どうしたの恵理!なんで泣いてるの!?」





「ぅぅ……ごめん……ぅ……ごめん奈々……」





「どうしたどうした?え〜なんで謝るのぉ?よしよし。」





そう言って奈々は泣き続ける恵理を、小さい子供をあやすように抱きしめて頭を撫でた。



奈々に抱きしめられながら、恵理は自分の事をズルい女だなとまた己を責めたが、それでも涙は止まらなかった。





「何か辛い事でもあったの?私で良かったら相談のるよ?ん?」





「ぅぅ……ごめん……違うの……ごめん、ホントごめん……」





奈々は只管優しい言葉を掛けれてくれたけれど、恵理は泣きながら謝り続けるだけで、やはり奈々に本当の事を打ち明けることはできなかった。



どれくらい泣き続けただろう、さすがに奈々も少し困惑していたようだったが、時間が経ち、やっとのこと恵理が泣き止むと、暖かい紅茶を入れて出してくれた。





「少しは落ち着いた?」





「……ごめん、ありがとう。」





沈んだ表情の恵理に、奈々は何かを察したのか、それ以上泣いてしまった理由を問いただすような事はしてこなかった。



もちろん、恵理と悠一郎の事について勘付いてしまった訳ではない。



それは友人としての察し、なのだろう。いくら親友でも人の心に踏み込み過ぎてはいけないという。



奈々はただ一言、「私に何かできる事があったら、いつでも言ってね」と言って、恵理を自室に帰してくれた。





29





悠一郎からはその日の内にメールがあった。『大丈夫だった?』と。



恵理はそれに対して『うん、大丈夫だったよ』と返信したが、たったそれだけの文章なのに書いては消し、書いては消しを繰り返して、返信にするのに何時間も掛かってしまった。



大丈夫って、何が大丈夫なんだろう。



奈々に昨日の事がバレていないという意味ならば、大丈夫なのかもしれない。



でも奈々に嘘をついて騙して、それに気付いていない奈々を見てホッとしているような自分が嫌だった。



本当は、大丈夫だけど大丈夫じゃないって言いたかった。



その後悠一郎からは雨宿りさせてくれてありがとうという事と、酒に酔っていたとはいえ悪かった、ごめん、というメールが送られてきた。



それに対しては、恵理は結局なにも返信する事はできなかった。



ショックだったから。



悠一郎にとってあの夜の事は、お酒に酔っての出来事だったのだと。





俺、恵理の事好きだし





悠一郎のあの言葉はいったいなんだったんだろう。



ソファの上に体育座りになって小さくなる恵理。口を膝に当てながら、テーブルの一点だけをじーっと見つめる。



昨日は隣に悠一郎が居てくれた。



あの声、あの匂い、あの体温、そして肌と肌で感じた、あの感触。



心まで溶け合って、一つになった気がしてた。



でも、今は悠一郎の心が分からない。



呆然としていた恵理の目から、涙がポロポロと零れる。



悠一郎は軽い気持ちでいたのかもしれない。



でも自分はどうだろう。



親友から恋人を奪おうとしたの?違う。



一夜限りの関係で良いと思ったの?違う。



でも親友を裏切った事に違いはない。



悠一郎は恋人を裏切り、恵理は親友を裏切った。2人は共犯者だ。



だから裏切り者同士、いつ相手に裏切られても仕方ないのかもしれない。



でも嫌だ。あの言葉が嘘だったなんて思いたくない。



そうやって悠一郎の事ばかりを考えていると、いつの間にかまた奈々の事を忘れてしまっていて、自分の感情を優先してしまう。



世界で私が一番可哀想だって、被害者ぶりたくなる。



ただ好きだった。ただ好きで好きで堪らなくて、寂しかった。



今でも、もし悠一郎が突然現れて「一緒にどこか遠くへ逃げてしまおう!」と言われたら、きっと奈々を置き去りにして付いて行ってしまうに違いないし、それを心のどこかで期待している自分が今もいる。



私って最低。









台風の日から数ヶ月、恵理はあの日以来、殆ど悠一郎と接触する事はなかった。



大学で悠一郎の姿を見かけても、恵理はわざと悠一郎を避けるようにしてしていた。



本当は悠一郎の事が気になって気になって仕方なかったけれど、こちらから話しかける勇気はなかったし、悠一郎から話しかけてくる事もなかった。



奈々と悠一郎の付き合いはしばらく続いていた。でもあの日以来悠一郎はアパートに来ていない。



恵理はその原因が自分にある事を確信していたが、奈々はそれには全く気付いていないようで、ただ「最近全然会ってくれない」と不満がってた。



そして、この3人の複雑な関係にとうとう終わりが訪れる。





それはある日の夜の事だった。



恵理がアパートの部屋で一人で過ごしていたところ、突然部屋の呼び出し音が鳴った。



時間は0時を過ぎた深夜だ。



誰だろうと恵理がドアに近づくと、外から奈々の弱々しい声が。





「恵理ぃ……ぅぅ……ぅ……」





それを聞いて何事かと思った恵理がドアを開けると、そこには顔をクシャクシャにして泣いている奈々が立っていた。





「ど、どうしたの!?」





目を丸くして驚く恵理。





「ぅぅ……ぅぅ……」





「奈々、どうしたの一体……とにかく入って、ね?話聞くから。」





恵理は喋れないほど泣きじゃくっていた奈々を気遣うようにして部屋に入れた。



そして恵理はこの前自分がしてもらったように、温かい飲み物を入れて奈々に出した。





「ねぇ奈々、何があったの?」





心配そうにそう声を掛ける恵理。



そこで少しずつ落ち着きを取り戻していた奈々がようやく、手で涙を拭いながら口を開いた。





「悠一郎が……悠一郎が……浮気してた。」





「えっ」





一瞬、恵理の息が止まる。



全身の毛穴が開いてドバァっと冷や汗が溢れてくるような感覚。



当然恵理の頭の中にはあの夜の事が思い出される。



悠一郎があの事を奈々に話してしまったのかと。



しかしよく考えてみれば、それならば奈々が今ここに来るはずがない。



手が震えるほど激しく動揺しながらも、続けて話す奈々の話に恵理は耳を傾けた。





「……最近全然会ってくれないし、連絡してもなかなか返信してくれないし変だなと思ってたの……それで今日どうしても会いたくなって悠一郎のバイト先の近くで待ってたの……そしたら悠一郎が女の子と仲良さそうに出てきて……私声掛けられなくて……悠一郎……その子と手繋いで歩いてたの……ぅぅ……。」





「……そんな……」





恵理は言葉を失った。悠一郎がまた別の子と浮気してたなんて。



本当は親友として奈々を慰めないといけない場面だけれど、それ以上に自分自身が混乱してしまう。





「……奈々……私……」





なんと声を掛ければいいのか。



そんな風に恵理が悩んでいると、奈々がポツリと呟いた。





「……別れたの……」





「えっ?」





「私我慢できなくて、さっき電話して問い詰めたら……別れようって……言われたの……」





そう力なく言うと、奈々は恵理の胸に抱き付いて再び大粒の涙を流し始めた。



それこそ子供のように声を上げての号泣だ。



奈々の涙で恵理が来ていた服が濡れていく。





「奈々……」





恵理はそっと奈々を抱きしめながら、自分自身も目に涙を溜めていた。





奈々が悠一郎に聞いた話によると、その女の子は悠一郎のアルバイト先の後輩で、最近入ってきた新人なのだそう。



最初、怒り口調で問い詰めた奈々に対して、悠一郎は申し訳なさそうに謝ってきた。



しかしその後悠一郎はあっさり別れの言葉を言ってきたという。



奈々としては本当はやり直したいという気持ちもあったのだが、最終的には浮気をしていた側の悠一郎にフラれてしまった。



だから奈々は悔しいわ悲しいわで涙が止まらないと。



普段どちらかと言えば気が強いタイプの奈々が、失恋に加えてこれだけプライドをズタズタにされれば、号泣してしまうのも仕方ない。



一方恵理にとってもそれはショックな事で、結局悠一郎という男はそういう人間だったのだという事実を受け止めざるを得なかった。



はじめから恋に落ちてはいけない相手だったんだ。私は遊ばれたんだと。





その夜、恵理と奈々はそのまま部屋で朝まで一緒に過ごした。



前半は2人で大泣き、後半は奈々が自分の部屋からお酒を持ってきてそれを2人で飲み明かした。



奈々は一緒に泣いてくれた恵理にありがとうと言いつつも、なんでそこまで恵理が泣いてるの?と少し笑いながら聞いてきたが、さすがにその場で本当の事は言えなかった。



泥酔した奈々は真夜中に大声で「悠一郎のバカヤロー!!」と叫んだり、やっぱり悲しすぎるとシクシク泣いたりして気持ちを乱高下させれていたけれど、翌日起きた頃には少しスッキリしたような表情を見せていた。



そんな奈々を見て、恵理も少し気持ちが軽くなったような気がしていた。



とても悲しいし自己嫌悪もするけれど、なんだか少し、どん底から救われたような、不思議な気分だった。



いつまでも引きずり続けていた恋心。



終わらせたくても終わらす事ができなくて、過ちも犯した。



でもこの日、恵理はその恋に終止符を打てたような気がしていたのだ。





悠一郎という男に向けて、心の中でさようならと。









30









もうあれから10年近く経った。



奈々はあの後案外あっさりと新しい彼氏を作って、その人とも数ヶ月で別れたりしていたけれど、大学を卒業して1年後には年上の人と結婚して今は子供が3人もいる。



そして恵理自身は大学時代、結局恋人はできなかったが、社会人になってから友達の紹介でとある男性と付き合い始めると、その人とそのまま5年後に結婚。子供はまだいないが今は専業主婦を楽しんでいる。



恵理と奈々は今でも仲良しで、よくお互いの家に遊びに行っている。そう、大学時代と同じように。



そんな幸せな日々を送る中で、恵理の中から悠一郎と過ごした記憶は少しずつ薄れていった。





でも、毎年この時期台風が来ると思い出す。あの夜の事を。



窓の外から聞こえる暴風雨の音。



そこから頭の中に微かに聞こえ始めるあの人の声。





大丈夫だよ我慢しなくても、ほら、外凄い音だし、絶対聞えないよ





忘れられない夜、忘れられないセックス。



でも今の恵理は、その思い出をそっと心の奥深くにしまう事ができる。



自分の中だけの、秘密の思い出。










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2015年1月7日 | エッチなカテゴリー:友達

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